コーチング的関わり方が相手をやる気にさせる
私は部活動のメンタルコーチとしてサポートさせていただいておりますのでそれについてのお話をさせていただきます。
選手の実力を向上するためには、彼ら自身が行動を起こすことが不可欠ですよね。
コーチや監督などの指導者たちは、彼らが自主的に動き出す環境を用意してあげることが非常に大切です。
人は相手から期待されるとその通りの成果を出すことができます。
それを証明した実験があります。
これはけっこう有名な話です。
小学生に知能テストを行い、今後、成績が伸びそうな生徒を選び担任の先生に伝えました。しかしその選んだ生徒というのは、無作為で選んだ生徒であったのですが、実際に成績が向上していったという実験です。これはアメリカの心理学者が行った実験で、無作為に選んだ生徒なのになぜ選んだ生徒みんなが成績が上がったのかというのは、先生が大きな期待を持って生徒たちに接していたからなのです。
その思いが生徒に伝わり実際に自分はできるという自信を持つことができ、成績が向上していったのです。
もう一つ私の事例ですが、
夏の大会前にケガから復帰したばかりの3年生の部員。
監督からももっと自信を持てと言われていたけど自分ではどうしたらいいのか分からなかったそうです。
そこで私は「大丈夫だよ。〇〇君なら絶対できる」と一言かけました。
すると次の日から自信満々で練習に取り組むことができたと言います。
その結果、大会では自分の満足できるプレーができたと。
このことから指導者や親御さんの関わり方というのは選手たちに非常に大きな影響を与えられるということがわかっていただけると思います。
関わり方は大事ですよね。
厳しい中にも選手を信じる気持ちがあるのとないのでは違うのです。
今まで選手たちにこうしなさいああしなさいと言っていませんか?
それは選手を信じて接することではありません。
選手自身が自ら行動を起こしていくには、まず必ずできるということを言葉や態度で示すことが大事です。
実はコーチングもこれと一緒なんですね。相手を信じることはコーチングマインドと言います。
相手を信じるには方法がありますのでコーチングを学ぶとそれがわかります。
ぜひスクールで学んでみてください。
代表 鈴木